ゆゆし(フキツな・・)

★解説

神聖なものに対し、恐れはばかる気持ちを表すのが、この「ゆゆし」です。

「神聖で恐れ多い」というのが元々の意味ですが、「不吉で忌まわしい」という悪い意味にも使われました。

🐓 🐓 🐓 🐓 🐓 🐓
★オリジナル古文を作る

あまりにラッキーなことが続くと、かえって不吉な予感がするのよね・・。

「ゆゆし」を使って、上記の現代文を古文に直してみましょう。
一語ずつ直していきますよ。

あまりに→「あまり」

ラッキーなことが→「ラッキーなることの」

続くと→「続くに」

かえって→「なかなか」

不吉な→「ゆゆしき」

予感が→「予感ぞ」

するのよね→「する」

「あまりラッキーなることの続くに、なかなかゆゆしき予感ぞする・・」

ゆくりなし(不意に!)

★解説

「ゆくりなし」は、思いがけないことが突然起こった感じを表す単語で、「ゆくりなく」と連用形にし、「不意に、おもいがけず、軽はずみに・・」と訳します。

🐓 🐓 🐓 🐓 🐓 🐓
★オリジナル古文を作る

窓拭きしてたら、不意に現れたモノ!巨大なクモだった!

「ゆくりなし」を使って、上記の現代文を古文に直してみましょう。
一語ずつ直していきますよ。

窓拭きしてたら→「窓拭きしたるほど」

不意に→「ゆくりなく」

現れたモノ→「出で来つるモノ」

巨大な→「巨大なる」

クモだった→「クモなりけり」

「窓拭きしたるほど、ゆくりなく出で来つるモノ!巨大なるクモなりけり!」

めやすし(見た感じイイネ!)

★解説

「めやすし=目安し」は、文字通り「目に安い」、つまり「見た感じが良く安心する、好感が持てる」と言う意味で、「みぐるし=見苦し」の対義語です。

🐓 🐓 🐓 🐓 🐓 🐓
★オリジナル古文を作る

いつもニコニコしている女性は、とても見た感じがいいものだ。

「めやすし」を使って、上記の現代文を古文に直してみましょう。
一語ずつ直していきますよ。

いつも→「常に」

ニコニコしている→「笑がちなる」(「ゑがち」と読む)

女性は→「女性は」

とても→「いと」

見た感じがいい→「めやすき」

ものだ→「ものなり」

「常に笑がちなる女性は、いとめやすきものなり」

めでたし(ナイス!な・・)

★解説

動詞「愛づ(めづ)」から派生した形容詞が、この「めでたし」です。

現代語の「めでたい」は、もっぱら祝賀の意味で使いますが、古語の「めでたし」は、もっと広い意味で人や物をほめる時に使いました。

「素晴らしい、立派な、美しい、見事な・・」と、訳のバリエーションも豊富です。

🐓 🐓 🐓 🐓 🐓 🐓
★オリジナル古文を作る

秋晴れの登山。頂上からの眺めは、とても素晴らしかった。

「めでたし」を使って、上記の現代文を古文に直してみましょう。
一語ずつ直していきますよ。

秋晴れの登山→「秋晴れの登山」

頂上からの→「頂上よりの」

眺めは→「眺めは」

とても→「いみじく」

素晴らしかった→「めでたかりき」

「秋晴れの登山。頂上よりの眺めは、いみじくめでたかりき」

まめ(マジメ・・)

★解説

几帳面で努力を惜しまない人のことを、「まめな人」って言いませんか?

「まめ」は漢字にすると、「忠実」もしくは「真実」となり、うわついたところがなく、誠実かつ実直な様子を表しています。

🐓 🐓 🐓 🐓 🐓 🐓
★オリジナル古文を作る

結婚するならゼッタイ浮気をしない、マジメな人がいいわ!

「まめ」を使って、上記の現代文を古文に直してみましょう。
一語ずつ直していきますよ。

結婚するなら→「結婚せむには」

ゼッタイ→「更に」

浮気をしない→「浮気すまじき」

マジメな→「まめなる」

人が→「人ぞ」

いいわ→「あらまほしき」

「結婚せむには更に浮気すまじき、まめなる人ぞあらまほしき!」

 

まもる(ジッと見る)

★解説

「まもる=守る」は、「目(ま)守(も)る」の意味で、「目を離さずにじっと見る」というのが元々の語義です。

「じっと見る」という行為は、「見つめる→見守る→守護する」という意味に発展し、現代の「守る」という言葉に至っています。

🐓 🐓 🐓 🐓 🐓 🐓
★オリジナル古文を作る

発表は苦手!みんながジッと見てると思うと、キンチョーしちゃうよ~!

「まもる」を使って、上記の現代文を古文に直してみましょう。
一語ずつ直していきますよ。

発表は→「発表は」

苦手→「苦手なり」

みんなが→「みな人が」

ジッと見てると→「まもりたると」

思うと→「思ふに」

キンチョー→「キンチョー」

しちゃうよ→「せらるかし」

「発表は苦手なり!みな人がまもりたると思ふに、キンチョーせらるかし~!」

 

おどろおどろし(オーゲサな・・)

★解説

「はっとする、目がぱっと覚める」という意味の動詞「おどろく」の語幹を重ね、形容詞化したのが、この「おどろおどろし」です。

「はっとするくらいに異常な様子、尋常でない様子」から、「大げさで仰々しい」という意味が生まれました。

🐓 🐓 🐓 🐓 🐓 🐓
★オリジナル古文を作る

ウワサ好きな人には近寄るな!なんでもオーゲサに言いふらすから・・。

「おどろおどろし」を使って、上記の現代文を古文に直してみましょう。
一語ずつ直していきますよ。

ウワサ好きな人には→「ウワサ好む人には」

近寄るな→「近寄るな」

なんでも→「なに事も」

オーゲサに→「おどろおどろしく」

言いふらすから→「言ひ広むを」

「ウワサ好む人には近寄るな!なに事もおどろおどろしく言ひ広むを・・」

 

はしたなし(きまりワルイ・・)

★解説

現代の「はしたない」は、主に「つつしみがない、品がない」という意味で使われる言葉ですが、古語の「はしたなし=端なし」は、「中途半端」というのが元々の意味でした。

それが段々と意味が広がり、「中途半端で体裁が悪い、バツが悪い、きまりが悪い・・」という様子を表すようになっていったのです。

🐓 🐓 🐓 🐓 🐓 🐓
★オリジナル古文を作る

職場の隣の人と服がかぶってた!お互いすごくきまりワルイ・・。

「はしたなし」を使って、上記の現代文を古文に直してみましょう。
一語ずつ直していきますよ。

職場の→「職場の」

隣の→「隣なる」

人と→「人と」

服が→「服ぞ」(「ぞ」は強調)

かぶってた→「かぶりてける」

お互い→「かたみに」

すごく→「いと」

きまりワルイ→「はしたなし」

「職場の隣なる人と服ぞかぶりてける!かたみにいとはしたなし・・」

 

ほいなし(不本意な・・)

★解説

「ほいなし=本意無し」の「本意(ほんい、ほい)」は、「自分の本当の気持ち」のことですから、それが「無い」のは、「思う通りでない、意に沿わない」という意味になります。

🐓 🐓 🐓 🐓 🐓 🐓
★オリジナル古文を作る

丸顔だからって付けられたアダナは「オニギリ」。とっても不本意!

「ほいなし」を使って、上記の現代文を古文に直してみましょう。
一語ずつ直していきますよ。

丸顔だからって→「丸顔なればと」

付けられた→「付けられし」

アダナは→「アダナは」

オニギリ→「オニギリ」

とっても→「まことに」

不本意→「ほいなし」

「丸顔なればと付けられしアダナはオニギリ。まことにほいなし!」

 

みぐるし(みっともナイ・・)

★解説

「みぐるし=見苦し」は、文字通り「見ていると苦しい、見るにたえない・・」といった様子を表し、現代の「見苦しい」とほぼ同じ意味になります。

🐓 🐓 🐓 🐓 🐓 🐓
★オリジナル古文を作る

40歳を過ぎても穴あきジーンズを履く弟。みっともないったらありゃしない!

「みぐるし」を使って、上記の現代文を古文に直してみましょう。
一語ずつ直していきますよ。

40歳を→「年四十に」

過ぎても→「あまりても」

穴あきジーンズを→「穴あきジーンズを」

履く弟→「履く弟」

みっともないったら→「みぐるしとは」

ありゃしない→「おろかなり」

「年四十にあまりても穴あきジーンズを履く弟。みぐるしとはおろかなり!」