★解説
たとえば人けのない夜道を、一人トボトボと歩いている時。なんとなく「後ろ側」が気になりませんか?
目に見えない後ろ側(背後)に感じる、得体の知れない不安感。それがこの単語「うしろめたし=後ろめたし」で、「不安、心配、気がかり」と訳します。
ちなみに対義語として「うしろやすし=後ろ安し」があり、文字通り「安心」という意味になります。
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★オリジナル古文を作る
ウチの子もう4歳なのに、まだオムツが外れないの。親としては心配で・・。
「うしろめたし」を使って、上記の現代文を古文に直してみましょう。
一語ずつ直していきますよ。
ウチの子→「我が子」
もう→「はや」
4歳なのに→「4歳なるに」
まだ→「いまだ」
オムツが→「オムツ」
外れないの→「外れず」
親としては→「親として」
心配で→「うしろめたし」
「我が子はや4歳なるに、いまだオムツ外れず。親としてうしろめたし・・」